4月6日 海江田代表が富山を訪問。

2013/04/12

 海江田万里代表は6日、富山県を訪れ、富山市内などの党員・サポーター約100人との対話集会などに出席した。

冒頭のあいさつでは2月24日の党大会で決定した新綱領に盛り込んだ民主党の立ち位置である
「生活者、納税者、消費者、働く者」「未来への責任」、目指すべき社会としての「共生社会」についての考え方などを分かりやすく説明。先の総選挙の結果、県内の党所属国会議員がゼロという厳しい状況となるなか、引き続きの民主党への支援を訴えた。


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「平成25年4月6日富山新聞掲載記事を抜粋」

 参加者からは、「借金まみれの財政を作ったのは民主党ではない。国民がもっと学習してほしいと訴えるべきだ」「地域での組織力をもっと強めてほしい」といった要望や「昨年11月に突然解散したことへの怒りがまだ消えない。前執行部は謝罪すべきだ」「一生懸命応援してきたが、党内がまとまらず、てんでばらばらだった。村井宗明前衆院議員の落選も身から出たサビ。いったん党の代表が選ばれたら、その人の方針に従うのは、どんな小さな会社でも当たり前のことだ」「できもしないマニフェストを掲げたことが問題だ」といった厳しい意見なども出された。

 海江田代表は2009年マニフェストについて、「できたことも結構ある。『コンクリートから人へ』と言って進めた高校無償化は世界の大きな流れであるし、日本の財産は人。これからもそういう主張をしていく。子ども手当の2万6千円は無理だったが1万3千円は実現した。その後新児童手当になったが、これからの日本の進む方向を示した。今後も一歩でも二歩でも進めるようにがんばっていく」などと説明。党内がばらばらだったことについては、「何を軸にまとまっていくかということで綱領を改定した。綱領のもとにまとまっていかなければならない。物事の決め方にも問題があった。規約を改正して、党を二分するような政策上のテーマがあった場合には常任幹事会で採決をしてでも決めるようにした」と説明した。

 対話集会の前段では連合富山の役員との懇談会や党富山県連所属自治体議員との意見交換会を開催。参院選での戦いについて海江田代表は、党独自の候補の擁立に向け党本部としても県連とともに努力する考えを表明した。